歩行者に配慮した道路

高槻市内で見つけた「歩行者などにやさしい道路」です。
IMG_3458.jpg
何が優しいかと言うと、限られた道路空間の中で、歩道は出来るだけ確保し、
車道部を狭く車などは速度を落とさざるを得ない、という状況を作り出しているからです。
IMG_3461.jpg
ここは、道路幅として4.7mしかありません。(下図)
歩道と車道の割合は、2対2.7となっています。
通常4.7mの道路幅であれば、下記「道路構造令」という決まり事に準じれば、
路肩0.5m+車道4.0m+路肩0.5mの道路幅5.0mが標準となり、4.7mであれば歩道などを設ける余地はないのです。
医科大西通り
ところが、大阪医科大の西側に位置するこの道路は、狭くても歩道2.0mを確保し、
残った部分を車道としているように思われます。
車道部を基準以下(道路構造令では車道3.0m+路肩0.5m×2=1.0mの計4.0m)にすることで、
車の速度が抑制され(つまり車が走りにくい)、歩行者への安全性が高められていると思われます。

住宅地や中心市街地など歩行者を重視した道路空間、あるいは病院や公共施設などが多い地区においては、
車重視ではなく、基準を柔軟に運用し歩行者などに安全で安心した歩道を整備することが大切だと思います。

高槻市街における「隠れた道路のファインプレー」だと思います。

参考までに道路構造令における車道幅員と歩道幅員の基準を示します。
第1種と第2種は名神高速道路や阪神高速道路などの高速道路の基準地です。
それ以外の一般的な道路において、第3種は山間部の道路、第4種は平地部の道路と大まかに分類できます。
また、第1級は規格が高く(交通量などが多い。走行速度は速い)、第2級、第3級と規格が低くなることを示します。
なお、写真の道路は1車線ということもあり、第4種第4級の普通道路が適当と思われます。
従って、前述しましたが基準では道路幅員5.0m(車道4.0m+路肩0.5m×2=1.0m)と言えます。
車線
路肩
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

高槻では良い道の一つですね

確かに高槻の現状では歩道が十分確保されている点は優れていますね。でも自転車が歩道を暴走したり、自動車が速度違反をしていたりといった状況を考えると、現状が最終目標では不十分ではないかと思います。(この道にハンプの類はありましたっけ)

私は、こんな狭い道は全てが歩道であるべきであり、自転車や緊急車両、歩行が困難な人のための特別の車輛の進入を許すという体制が望ましいと思います。歩ける健康な人は近くの共用自動車駐車場(いわゆるカーシェアリングポート)に行くという使い方が数十年後には普通になっていてほしいです。

この医科大学西側の道路は、高槻市が今後進めていくと宣言している駅間トランジットモール構想とも関係する部分ですので、自家用車の通過交通について更に考える必要があると思います。

自転車は車道を

たかぽんさん、ありがとうございます。
この場合、当然、自転車は車道を走行しなければなりません。また、車は速度を出そうにも幅員が狭いため、出せなくなっています。
物理的にはハンプなどのデバイスと同じ効果があると思います。

たかぽんさんのおっしゃる狭い道は全てが歩道であるべき、という考えはすばらしいです。但し、その場合、おそらく道路(車が通る)ではなく歩行者専用道としての指定が必要だと思われます。
そうなると警察などからは「この道路を車が通行できないことで他の道路が渋滞する」「周辺住民の合意が必要である」などの問題点が指摘されることになるでしょう。
この道路だけではなく、駅駅間のトランジットモール全体として、車に出来るだけ依存しないことについて、皆さんで考えることが出来れば良いですね。
プロフィール

たかつき交通まちづくり研究会

Author:たかつき交通まちづくり研究会
たかつきこまちのブログです。自動車に出来るだけ依存しないまちを目指し、
・高槻交通まちづくり条例の提案
・公共交通利用の推進
・自転車利用の推進
・歩いて暮らせるまちづくり推進
・駅前地区の交通状況改善に関する提案
を行います。
連絡先:takatsukikotsu@gmail.com

最新記事
最新コメント
カテゴリ
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
天気予報

-天気予報コム- -FC2-